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メガネ豆知識

メガネレンズの基礎知識

機能性レンズ

偏光レンズとは

◆ 偏光フィルターにより光の乱反射を除去
偏光レンズは、レンズの間に表面反射や光の乱反射を除去することができる0.03mmの光学ノイズカットフィルター(偏光フィルター)を挟み込んだレンズです。
太陽光から直接来る自然光は、色の濃いサングラスなどでまぶしさを軽減できますが、路面や建物、水面などから反射して目に飛び込んでくる光は散乱が生じ、複雑な乱反射を生みだすため一般のサングラスレンズでは対処できません。偏光レンズなら、挟み込んだ偏光フィルターが光の走行性を一方向に調整してくれるため、一般のサングラスレンズでは対応できなかった乱反射した光のノイズを取り除くことが可能となります。

◆ドライブ、釣り、スポーツシーンなどで、良好な視界
様々なシーンで偏光レンズはその機能を発揮します。そのなかでも車の運転時には、路面の反射や対向車のライトのまぶしさを軽減してくれるだけでなく、煩わしいフロントガラスの映り込みを軽減してくれます。また、スポーツシーンでも偏光機能レンズは大活躍。真夏のマリンスポーツやフィッシングなど水面の反射が気になるシーンはもちろん、スキー、スノーボードなどのウィンタースポーツでは雪による照り返しを抑え快適な視界が広がります。

写真@ではダッシュボードにおいたものがウインドウに映り込んでいます。
写真Aでは、偏光レンズによって映り込みが除去されていることが分かります。

写真@では川面に光が反射して川底は確認できません。
写真Aでは偏光レンズによって川面の反射が除去され、川底を確認することができます。

調光レンズとは

◆ 紫外線に反応して色(濃度)が変化するレンズ
調光レンズは、紫外線が当たると色(濃度)が変わります。これは、レンズに含まれた調光剤(紫外線に反応する特殊分子が含まれたもの)が変化するためで、紫外線の量に合わせてレンズの色(濃度)が変化していきます。
調光レンズは、紫外線の量によって色(濃度)が変化しますが、温度変化にも影響を受けやすく、気温が低いほど発色効果は高まり、色が濃く変化します。
逆に、夏場の気温が高い時期には発色の抑制効果が高まり、色づきが薄くなる傾向があります。

◆1本2役でかけかえる 必要がない調光レンズ
調光レンズは光に合わせて色が変わるので、眩しさからくる目へのストレスを抑制することができます。普段使いのメガネとサングラスの役割を1本でこなすことができ、ビジネスシーン、旅行、スポーツなど様々なシーンでその効果を発揮します。
以前の調光レンズのカラーはグレーとブラウンしかありませんでしたが、最近では技術が進歩し、現在はピンクやパープル、ブルーや淡いグレーなど、選べるカラーが増えています。これによって、好きな色や服に合わせて作れるため、ファッション的要素も高まっています。

調光レンズはこんなシーンで快適&便利!

ビジネス

旅行

ゴルフ

ジョギング